【STEP0-2】電験3種に必要な数学はどこまで?

Lesson2 電験3種に必要な数学はどこまで?

「電験3種を始めたい。
でも、数学はどこから
やり直せばいいんだろう」

そう考えて、
中学や高校の数学を
最初から全部勉強しようと
していませんか。


仕事を終えて、
ようやく開いた分厚い数学の参考書。
ページをめくるたびに
知らない言葉が出てきて、


「電気を勉強する前に、
これを全部覚えるのか……」


と、始める前から疲れてしまう。


でも、電験3種を受けるために、
学校の数学をすべて学び直す
必要はありません。


必要なのは、電気の問題を
解くために使う数学です。


まずは中学数学を土台にする

電験3種の計算で最初に
必要になるのは、
難しい高校数学ではありません。


まず確認したいのは、次の内容です。

・足し算、引き算、掛け算、割り算
・分数と小数
・正の数と負の数
・比例と反比例
・方程式と式の変形
・平方根
・単位換算 

たくさんあるように見えますが、
最初からすべてを
完璧にする必要はありません。

例えば、オームの法則は、

V = R × I

という3つの量の関係から、
わからないものを
1つ求める公式です。


電流を求めるなら、

I = V ÷ R

と式を変形します。


ここで使っているのは、
方程式や分数の考え方です。


電気の問題を解きながら、

「ここで分数を使うのか」
「この式変形は方程式だったのか」

と確認していけば大丈夫です。


高校数学は必要な部分から学ぶ

中学数学の次に
必要になるのが、
高校数学の一部です。

電験3種で特によく使うのは、次の4つです。

・指数
・三角比
・ベクトル
・複素数 

名前だけを見ると、
急に難しく感じますよね。


でも、最初から数学的に
深く学ぶ必要はありません。


三角比は、斜めの量を
縦と横に分けるための道具。




ベクトルは、大きさと向きを
一緒に表すための道具。



複素数の「j」は、
交流の大きさと位相のずれを
計算しやすくするための道具です。


「どう計算するのか」の前に、
まず「何のために使うのか」を知る。


それだけでも、
数式の見え方は少しずつ変わってきます。


微分・積分は後回しでも大丈夫

電気の参考書には、
微分や積分が登場することも
あります。


ただし、電験3種の勉強を
始める段階で、
最優先にする必要はありません。


まずは、

分数・比・方程式・平方根・指数

を使えるようにする。


そのあとで、

三角比・ベクトル・複素数

へ進みましょう。


微分・積分は、必要な場面が
出てきたときに学び直しても
遅くありません。

数学が終わるまで、電気を待たせない

一番避けたいのは、

「数学を完璧にしてから、電気を始めよう」

と考えることです。


数学だけを何か月も続けていると、
何のために勉強しているのか
見えなくなり、参考書を
閉じやすくなります。


式変形で止まったら、
方程式へ戻る。



交流でsinやcosが出たら、
三角比を確認する。


このように、電気と数学を
行ったり来たりしながら学ぶ方が、

「この計算は、ここで使うのか」

という理解につながります。

電験3種の数学は、この順番で進もう

電験3種に必要なのは、
学校で習った数学の
すべてではありません。


まずは、中学数学を土台にする。

次に、高校数学の必要な部分へ進む。

そして、
実際の電気の公式で使ってみる。


最初から全部できなくても大丈夫です。


仕事終わりの30分で、
一つの数式を一つだけ
読めるようにする。


その小さな積み重ねが、
参考書を閉じずに
進む力になります。


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次は、

Lesson3 
数式は「文字」ではなく「文章」です

へ進みます。

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