Lesson1で見た一周期を、秒と回数で数えます。交流の速さを表す三つの言葉をつなぎます。
交流で手が止まりやすいのは、T・f・ωを別々の公式として暗記し、何を一周として数えているかを見失うことです。
交流は、波形を描いてから位相を読み、ベクトルにしてから式を選ぶ。
まず、現象を言葉で読む
周期Tは一周期にかかる時間、周波数fは1秒間の周期の回数です。互いに逆数です。角周波数ωは一周期を360°ではなく2π radとして数えた、一秒あたりの角度です。50 Hzなら1秒間に50周期、周期は0.02 sです。
- Tの単位はs
- fの単位はHz
- ωの単位はrad/s
- 50 Hzは1秒間に50周期

波形と位相をつなぐ
横軸の時間、縦軸の大きさと向きを確認します。次に、同じ状態へどちらが先に着くかを見て、進み・遅れを決めます。

公式は、図の関係を短く書いたもの
f=\frac{1}{T},\qquad \omega=2\pi f周期が短いほど1秒間の回数は増えます。fとTは反比例し、ωはfに比例します。

小さな数字で確認する
f=50 HzならT=1/50=0.020 s、ω=2π×50=100π rad/sです。60 HzならT≈0.0167 sです。

電験3種での読み方
- 実効値と周波数を確認する
- 直列か並列か、共通量を決める
- 進み・遅れを波形またはベクトルに描く
- 単位をそろえてから式へ入れる
まとめ
周期Tは一周期にかかる時間、周波数fは1秒間の周期の回数です。互いに逆数です。角周波数ωは一周期を360°ではなく2π radとして数えた、一秒あたりの角度です。50 Hzなら1秒間に50周期、周期は0.02 sです。
次はLesson3「瞬時値・最大値・実効値」です。
EXERCISE
読んだ直後に、6問だけ。
問1 予想
周期が長くなると周波数はどうなりますか。
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小さくなる
逆数の関係です。
問2 言葉
50 Hzは1秒間に何周期ですか。
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50周期
Hzは1秒あたりの周期数です。
問3 式選択
角周波数を周波数から求める式は何ですか。
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ω=2πf
一周期を2π radで数えます。
問4 まちがい探し
f=50 Hzの周期を50 sとした。
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逆数にしていない
T=1/50 sです。
問5 計算
T=0.010 sの周波数を求めてください。
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100 Hz
1/0.010=100です。
問6 計算
f=60 Hzの角周波数を求めてください。
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120π rad/s
2π×60です。



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