【STEP4-3】コイルとソレノイド|磁界を集めて強くする

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巻数と電流が同じで、ソレノイドの長さだけを2倍にすると磁界は?

読む前に1問。10秒で終わります。

Lesson3 コイルとソレノイド|磁界を集めて強くする

磁気の理解を助ける本文図

一本の導線の周りにできる磁界を、
同じ向きに何回も重ねたものがコイルです。

磁気で手が止まりやすいのは、
公式が多いからだけではありません。

巻数だけを見て、
電流の向きやコイルの長さを見落とすこと

このLessonでは、
式を選ぶ前に「原因 → 磁界・磁束 → 結果」の順番を図にします。

磁気は、
矢印を描いてから式を選ぶ。

まず、現象を言葉で読む

磁気の理解を助ける本文図

円形コイルでは、
導線の各部分がつくる磁界が中心で同じ向きに重なります。
長いソレノイドでは、
内部にほぼ一様な磁界ができます。
右手の指をコイル電流の向きに沿わせたとき、
親指がコイル内部の磁界とN極の向きを示します。

  • 巻数Nが増えるほど強い
  • 電流Iが増えるほど強い
  • コイルが長いほど単位長さあたりの巻数が減り弱い
  • 右手の親指はコイルのN極

計算前に、増減と向きを予想する

磁気の理解を助ける本文図

公式へ数字を入れる前に、
何を大きくすると答えが増えるか、
どの矢印が原因かを確認します。

H=\frac{NI}{\ell}

磁界はアンペアターン NI に比例し、
磁路長 ℓ に反比例します。

小さな数字で確認する

磁気の理解を助ける本文図

N=500回、I=0.20 A、ℓ=0.50 mなら、H=500×0.20/0.50=200 A/mです。
巻数を1000回にすると400 A/mになります。

計算結果だけで終わらず、
最初の予想と一致したかを確かめてください。
予想と逆なら、
計算より先に式の分子・分母、
角度、
単位を見直します。

向きを決める道具を選ぶ

磁気の理解を助ける本文図
知りたいもの 分かっているもの 使う考え方
電流がつくる磁界 電流の向き 右ねじ
導体が受ける力 磁界と電流 フレミング左手
運動で生じる起電力 磁界と運動 フレミング右手
誘導電流 磁束の増減 レンツの法則

手の形を作る前に、「今回は何を求めるのか」を一行で書きます。

はるの気づき

コイルの問題でN極を当てようとして混乱したとき、
一本の輪に戻りました。
各導線がつくる磁界を中心で重ねると、N極は暗記ではなく結果として見えます。

分からない場所へ戻ることは、
後退ではありません。
矢印と原因をつなぎ直す作業です。

電験3種では、ここを確認する

  1. 巻数・電流・長さの増減
  2. コイル電流からN極を決める
  3. cmとmmをmに直す

数値が出たら単位を先にそろえ、
向きが出たら「・=手前」「×=奥」を図へ書き込みます。

まとめ

円形コイルでは、
導線の各部分がつくる磁界が中心で同じ向きに重なります。
長いソレノイドでは、
内部にほぼ一様な磁界ができます。
右手の指をコイル電流の向きに沿わせたとき、
親指がコイル内部の磁界とN極の向きを示します。

次はLesson4「磁束と磁束密度」です。

本文の「現象 → 矢印 → 予想 → 式」を、
自分で再現できるか6問で確認します。

EXERCISE

読んだ直後に、6問だけ。

問1予想

巻数を2倍にすると磁界は何倍ですか。

答えを見る

2倍

HはNに比例します。

問2予想

長さを3倍にすると磁界は何倍ですか。

答えを見る

3分の1

Hはℓに反比例します。

問3法則

コイルのN極を決める右手で、
曲げた指は何を表しますか。

答えを見る

コイル電流

親指がN極・内部磁界です。

問4まちがい探し

N=200、I=0.5 A、ℓ=50 cmをそのまま50として代入した。

答えを見る

cmをmへ直していない

50 cm=0.50 mです。

問5計算

N=400、I=0.25 A、ℓ=0.50 mのHを求めてください。

答えを見る

200 A/m

400×0.25/0.50=200です。

問6計算

H=300 A/m、ℓ=0.40 m、N=600のときIを求めてください。

答えを見る

0.20 A

I=Hℓ/N=120/600です。

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