電験三種の勉強を
始めようと思って、
参考書を買った。
ノートも用意した。
電卓も買った。
最初の数日は、
やる気もある。
「今度こそ合格したい。」
そう思って始めたはずなのに、
一週間。
二週間。
気づけば、参考書を開く
回数が減っている。
そして最後には、
「やっぱり自分には
難しいのかもしれない。」
そう思ってしまう。

でも、ちょっと待ってください。
本当に難しかったのは、
電験三種そのものでしょうか。
もしかすると、
勉強を始める前の環境で、
すでに負けやすい状態に
なっていた
だけかもしれません。
挫折は「勉強中」だけに起きるわけではない
電験三種の挫折というと、
公式が分からない。
計算が難しい。
過去問が解けない。
そんな理由を
思い浮かべる人が
多いと思います。
もちろん、それもあります。
でも実際には、
参考書を開く前に
止まってしまうことも多い。
例えば、
机が散らかっている。
参考書が別の部屋にある。
電卓を探さないといけない。
スマホがすぐ横にある。
何を勉強するか、その場で
考えないといけない。
こうした小さなことが、
毎日の勉強開始を
少しずつ重くします。
一つひとつは大したこと
ではありません。
でも、
毎日積み重なると、
「今日はいいか。」
につながりやすくなります。
だから、
勉強を続けるためには、
勉強内容だけでなく、
勉強を始める前の環境
を整える必要があります。

挫折しにくい環境とは「頑張らなくても続けやすい状態」
学習環境を整えるというと、
きれいな勉強部屋を
作ることだと思うかもしれません。
でも、本当に必要なのは、
見た目のきれいさ
ではありません。
大切なのは、
勉強を始めるまでの
判断と動作を減らすこと。
例えば、
机に座ったら、
参考書がある。
ノートがある。
電卓がある。
今日やるページも決まっている。
これだけで、
「よし、始めよう」
までの距離が短くなります。
逆に、毎回、
今日は何をやる?
どこからやる?
何分やる?
ノートはどこ?
電卓はどこ?
と考えていると、
勉強する前に
疲れてしまいます。

つまり、
挫折しにくい環境とは、
「やる気のある自分」
に合わせるのではなく、
やる気のない日でも
動けるように作られた環境
です。
どうやって?|勉強前の「迷う時間」をなくしていく
では、何を整えればいいのか。
まずおすすめなのが、
電験三種専用の場所を
一つ作ること。
大きな机でなくても構いません。
机の右端だけでもいい。
そこに、
参考書。
ノート。
筆記用具。
電卓。
この4つをまとめて置く。
次に、
勉強を終えるときに、
翌日やる内容を決めます。
例えば、
「明日はP84の例題2」
これだけ。
付箋を貼っておけば、
次の日は考えずに
そこから始められます。

さらに、
スマホはできるだけ手から離す。
通知が見える場所にあるだけで、
集中は切れやすくなります。
そしてもう一つ。
勉強時間を最初から長く
設定しすぎないこと。
「毎日2時間」
ではなく、
「最低10分」
からでもいい。
重要なのは、
勉強時間の長さではなく、
机に向かう回数を増やすこと。
最初は10分でも、
始めてしまえば20分
できる日もあります。
逆に、
最初から2時間を
目標にすると、
「今日はそんな時間
ないからやめよう」
となりやすい。

だから、
環境だけでなく、
目標の大きさも小さくして
おくことが大切です。
勉強を始める前の「邪魔」を一つ消してください
ここまで読んだら、
完璧な勉強部屋を
作る必要はありません。
まず一つだけ。
勉強を始める前に、
いつも邪魔になっているものを
一つ消してください。
机の散らかりでもいい。
スマホでもいい。
参考書を探す手間でもいい。
「今日は何をやろう」と
考える時間でもいい。
一つ減らす。
それだけで、
明日の勉強開始は
少し軽くなります。
電験三種は、
勉強を始めてからだけが
勝負ではありません。
実は、
参考書を開く前から
勝負は始まっています。
続く人は、
毎日ものすごく意志が
強いわけではありません。
続きやすい状態を、
少しずつ作っています。
だから、
「自分は続かない人間だ」
と決めつける前に、
一度、
環境を見直してみてください。

勉強する前に迷わない。
探さない。
片付けない。
考え込まない。
その状態を作れれば、
電験三種は、今よりずっと
始めやすくなります。
まずは今日、
勉強前の邪魔を
一つだけ消す。
そこから、
挫折しにくい学習環境を
作っていきましょう。



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