仕事が終わって、家に帰る。
ご飯を食べて、お風呂に入って、
「さて、今日は電験の勉強をしよう」
そう思って参考書を机に置いたのに、
なぜか開く気になれない。
スマホを少しだけ見る。
気づけば30分。
時計を見て、
「もう今日はいいか……」
そんな経験はないでしょうか。

電験3種は、数日頑張れば
終わる試験ではありません。
だからこそ厄介なのが、
「勉強時間」よりも
「勉強を始めるまでの時間」
だったりします。
では、どうすればいいのでしょうか。
なぜ、勉強しようと思うほど
動けなくなるのか?
「自分は意志が弱い」
そう考えてしまう人も
いると思います。
でも、ここで一度、
勉強を始める直前に
何を考えているか
思い出してみてください。
「今日は交流を1時間やろう」
「過去問を10問解こう」
「昨日できなかったところを復習しないと」
勉強を始める前から、
結構重いんです。
特に仕事を終えた夜なら、
その「1時間」や「10問」が、
とてつもなく大きく
見えることがあります。
すると、
参考書を開く
↓
難しい問題を解く
↓
分からないところを調べる
↓
1時間頑張る
ここまでを無意識に
ひとまとまりとして
考えてしまう。

だから、
最初の一歩まで重くなります。
必要なのは、
もっと気合を入れること
ではありません。
むしろ逆です。
最初の一歩を、
笑ってしまうくらい
小さくする。
最初から「勉強」をしなくていい
今日から、
「勉強を始める」
と思うのを、
一度やめてみてください。
代わりにやるのは、
勉強の入口まで行くこと。
それだけです。
たとえば、
「5秒だけ机に座る」
これでOK。
座ったら、
「参考書を1ページだけ開く」
ここまででOK。
さらに、
「問題を1問だけ見る」
解かなくても構いません。
ここで重要なのは、
やる気が出てから行動
するのではなく、
先に小さく行動すること。
「1時間勉強する」
と考えると重い。

でも、
「参考書を開くだけ」
ならできそうな気がしませんか。
この差を利用します。
電験3種なら「1問だけ見る」
ここからが実践です。
今夜、仕事から帰って、
「今日はもう無理……」
と思ったら、次の順番だけ
試してください。
① 5秒だけ机に座る
② 参考書を1ページだけ開く
③ 問題を1問だけ見る
ここでは、
「絶対に解く」
と決めないこと。
たとえばオームの法則の問題なら、
V=RIか……
これを見るだけでもいい。
三相交流なら、
√3が出てくる問題だな。
それだけでもいい。
不思議なもので、
一度問題を見ると、
「これくらいなら計算してみるか」
となることがあります。
そして1問解くと、
「もう1問くらいやるか」
となることもある。
もちろん、そのまま
終わっても構いません。
目的は毎日100点の
勉強をすることではなく、
勉強との接点を切らさないこと。

これを続けると何が変わるのか?
電験3種の勉強では、
ものすごく頑張れる日もあります。
逆に、
仕事でクタクタになって、
何もしたくない日もあります。
問題なのは、
そんな日に
「今日は0分だった」
↓
「昨日もできなかった」
↓
「また明日からやろう」
と、勉強から少しずつ
離れてしまうことです。

だから僕は、
調子が悪い日に
どうするかを、
先に決めておくこと
が大切だと思っています。
元気な日は1時間やればいい。
余裕がある日は
過去問を10問解けばいい。
でも、無理な日は、
1ページだけ。
それすら重ければ、
1問を見るだけ。
それでいい。
「今日はもう無理……」
そんな日に参考書を開けたなら、
その日は失敗ではありません。

むしろ、
長い電験3種の勉強を
続けるための、
大切な1日です。
考える前に、手を動かそう。
やる気が出るのを
待っていると、
夜はどんどん
過ぎていきます。
だから今夜は、
「勉強するぞ」
と気合を入れなくていい。
5秒だけ座る。
1ページだけ開く。
1問だけ見る。
そこから先は、
そのときの自分に
任せてしまいましょう。

電験3種は、
毎日完璧に頑張った人だけが
挑戦できる試験ではありません。
仕事が忙しい日も、
眠い日も、
「今日は無理」
と思う日もある。
だからこそ、
頑張れる日の勉強法
だけではなく、
頑張れない日の
勉強法も持っておく。
長く続けるためには、
案外こちらの方が
大切なのかもしれません。
考える前に、まず1ページ。
今日の勉強は、
そこからで十分です。



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