公式の手前レッスン|三平方の定理

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はるの世界一わかる電気数学
三平方の定理
三平方の定理 — インピーダンス・皮相電力の土台
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ドリルで間違えた問題の
「なぜそうなるか」を、
つなぎ直すためのレッスンです。

公式を覚えていないのではなく、
その手前の計算でつまずいている。
私の場合は、そこでした。
✅ 動かして体感するシミュレーター
✅ 電験3種の例題(途中式つき)
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足したのに、
合わない理由。
三平方の定理 — インピーダンス・皮相電力の土台
R = 8 Ω、X = 6 Ω。
足して 14 Ω と書いて、選択肢にない。
交流で一番多い「合わない」はこれです。

直流の抵抗は、同じ向きに並んでいるので足し算。
交流の R と X は、90° 向きが違うので足し算になりません。

直角に交わる2つを、1つにまとめる道具。
それが三平方の定理です。
インピーダンス/皮相電力/合成電圧。全部この形。
三平方の定理
a² + b² = c²
直角をはさむ2辺を2乗して足すと、斜辺の2乗になる。斜辺は c = √(a² + b²)。
電験3種で出てくる3つの直角三角形
Z = √(R² + X²) S = √(P² + Q²)
インピーダンス(R・X・Z)、電力(P・Q・S)、電圧(VR・VL・V)。中身は違っても、形は全部同じ直角三角形です。
残りの1辺を出す
X = √(Z² − R²)
斜辺ともう1辺が分かっていれば、斜辺の2乗から引いて √。
覚えておくと速い、整数の比
2辺斜辺電験で出る形
3 : 45力率 0.8/0.6
6 : 8103 : 4 : 5 の2倍
5 : 1213インピーダンス
1 : 1√245°
1 : √3230°・60°
つまずき三平方でつまずくのは、この3つ
つまずき 1そのまま足してしまう。R = 8 Ω、X = 6 Ω → Z = 14 Ω ?14 Ω ではありません。R と X は90°向きが違うので、斜辺で合成します。√(8² + 6²) = 10 Ω。
つまずき 2RLC直列で、XL と XC を別々に2乗する。X = XL − XC を先に計算コイルは上向き、コンデンサは下向き。向きが逆なので、先に引き算して1本にまとめてから三平方です。√(R² + XL² + XC²) は 間違い。
つまずき 3残りの辺を出すとき、引き算の順番を逆にする。X = √(Z² − R²)斜辺 Z が一番長い辺。だから斜辺の2乗から引く。√(R² − Z²) にすると √ の中がマイナスになり、そこで止まります。
R と X のスライダーを動かしてください。横が R、縦が X、斜めの線がインピーダンス Z。R + X(足し算)と Z(斜辺)が、いつもずれることを確かめてください。
R X Z
抵抗 R8 Ω
リアクタンス X6 Ω
R + X(足し算)
14
Z(斜辺)
10
力率 R / Z
0.80
例題電験3種では、こう出る
抵抗 6 Ω、誘導性リアクタンス 12 Ω、容量性リアクタンス 4 Ω の直列回路に、100 V の交流電圧を加えた。電流と力率は?
1
コイルとコンデンサは向きが逆。先に引き算して1本にする。X = 12 − 4 = 8 Ω(コイル側に残る)
2
R と X は直角。斜辺がインピーダンス。Z = √(6² + 8²) = √(36 + 64) = √100 = 10 Ω
3
電流はオームの法則。I = 100 / 10 = 10 A
4
力率は「斜辺分の底辺」。cos θ = R / Z = 6 / 10 = 0.6
答え 10 A、力率 0.6(遅れ)
6 : 8 : 10 は 3 : 4 : 5 の2倍。この比を知っていると、√ を計算する前に答えが見えます。
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このレッスンの計算は、ドリルのこの分野で使います。
三角比・力率交流回路(RLC)力率・無効電力ベクトル・位相
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