「今日は疲れたから、明日やろう」
仕事から帰ってきて、
ご飯を食べて、お風呂に入る。
気づけば21時。
机の上には、
昨日置いた電験三種の参考書。
やらなきゃいけないのは
分かっている。
でも、体が動かない。
ちょっとだけスマホを見る。
気づけば22時。
「……今日はもういいか」
そして自分に言い聞かせる。
「明日は絶対やろう」
次の日。
また仕事で疲れて帰ってくる。
参考書を見る。
「今日はちょっと疲れたな……」
そして、また。
「明日やろう」

気づけば1週間。
2000年後半ドラマの名台詞。
「明日やろうは◯◯野郎」
分かってる。
そんなことは、
こっちだって分かってるんだよ!
それでもできないから
困ってるんです。
では、なぜ私たちは、
「やった方がいい」と
分かっていることを、
先延ばしにして
しまうのでしょうか?
勉強したいのに、始められないのか?
まず考えてほしいのが、
「勉強したくない」と
「勉強を始められない」は、
同じなのか?
ということです。

電験三種には受かりたい。
資格も欲しい。
できれば今年合格したい。
なのに参考書を開けない。
すると、
「自分は意志が弱い」
と思ってしまいます。
でも、もしかすると、
意志だけの問題では
ないかもしれません。
たとえば、
「今から2時間勉強しよう」
と考えてみてください。
疲れて帰ってきた21時。
目の前には分厚い参考書。
さらに、
「今日は交流回路を理解して、
過去問を10問解く」
と決めている。
……重い。
始める前から疲れます。
つまり、
勉強そのものより
「勉強を始めるまでのハードル」
が高くなっている。
だから、
「あとでやろう」
が勝ちやすくなるんです。

下げるべきなのは「目標」ではなく「最初の一歩」
では、何を変えるのか。
勉強時間を
増やすことではありません。
気合を入れることでも
ありません。
まず変えたいのは、
「勉強を始めた」
とする基準です。
たとえば、
「毎日2時間勉強する」
ではなく、
「参考書を開く」
これだけ。
極端に言えば、
開いて終わってもいい。
「過去問を10問解く」
ではなく、
「1問だけ問題文を読む」
「今日は三相交流を理解する」
ではなく、
「昨日のページを1ページだけ見る」
それでいいんです。
「は?そんなので
電験に受かるわけない」

もちろんです。
参考書を1ページ読んだだけでは、
電験三種には合格できません。
でも、
0ページより1ページの方が、
確実に合格へ近づいています。
そして面白いことに、
1ページ読んだら、
「もう1ページくらいやるか」
となることがあります。
1問だけのつもりが、
気づけば3問解いていた。
そんな経験、ありませんか?
大切なのは、
最初から自分を走らせること
ではありません。
まず、動き出せるところまで
ハードルを下げることです。
「勉強しなきゃ」を小さくする
やり方はシンプルです。
勉強を、
「これなら断る理由がない」
というところまで小さくします。
たとえば、
・参考書を開くだけ
・昨日の問題を1問見る
・公式を一つだけ読む
・解説を3分だけ読む
・机に座ってタイマーを
5分にする
これくらいです。
ポイントは、
「こんなのでいいの?」と
思うくらい小さくすること。

なぜなら最初の目的は、
たくさん勉強することでは
ないからです。
勉強を始めること。
まずはここ。
始めてしまえば、
5分が10分になること
があります。
1問が2問に
なることもあります。
もちろん、
本当に5分で終わる日が
あってもいい。
大事なのは、
「今日もできなかった」
という0を作り続けないこと。
5分でも、
「今日もやった」
に変えていく。
この差は小さく見えて、
積み重なると大きくなります。
この記事を閉じたら、10秒だけやってみる
ここまで読んで、
「なるほど。明日からやってみよう」
と思った人。
ちょっと待ってください。
それです。

また「明日」になっています。
この記事を読み終えたら、
参考書を開いてください。
勉強しなくてもいい。
まず開くだけ。
そして、
昨日やったところを一つ見る。
分からなければ、
「ここ分からないな」
で終わってもいい。
時間にして、
10秒でもいいです。
それで今日を、
「何もしなかった日」から
「少しだけ進んだ日」
に変えられます。

「明日やろうは馬鹿野郎」
あっ、言っちゃった。
でも私は、
毎日自分に「馬鹿野郎」
と言い続けなくても
いいと思っています。
仕事もある。
疲れる日もある。
どうしてもやる気が
出ない日もある。
そんな自分を責めるより、
やる気がなくても
始められるくらい、
最初の一歩を小さくする。
2時間できなくてもいい。
30分できなくてもいい。
まず5分。
それも無理なら1分。
それでも無理なら、
参考書を開くだけ。
電験三種に合格するためには、
いつか多くの勉強が
必要になります。
その勉強も最初は、
参考書を開くところから
しか始まりません。
だから、
「明日やろう」と思ったら、
今日10秒だけやる。
そして明日も、
また小さく始める。
大きな目標ほど、
最初の一歩は小さくていい。
さて。
この記事を閉じたら、
参考書を1ページだけ
開いてみませんか。




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